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人手不足対策として「深夜限定社員」を募集する松屋フーズの取り組み アルバイトではカバーしにくい時間帯の人材確保に成果も

実際に松屋店舗の店頭に貼られている深夜限定社員の求人

実際に松屋店舗の店頭に貼られている深夜限定社員の求人

人材ニーズのマッチングが難しい「平日限定社員」

 深夜限定社員は、「ピンポイント」で人材を確保する工夫だが、同社では「深夜」だけでなく、「平日限定社員」も募集している。文字通り平日勤務専任で、土日祝日に休める勤務形態。勤務時間は6時~23時の間で1日8時間程度だ。一時的な人手不足が発生しやすい「繁華街やオフィス街の店舗のランチピーク時」の人材確保を想定しているという。

「『土日休み・平日勤務限定』という勤務形態は、平日昼間の人員確保が困難な一部店舗にとっては、短時間でも安定的に稼働していただける社員の存在が重要であり、その意味でも制度の意義は大きいと考えております」

 では、深夜・平日限定社員という制度を導入したことで、人材獲得につながったのだろうか。

「深夜限定社員に関しては、一定の採用成果が出ており、実際に現場での稼働につながっております。専任社員として安定的に勤務いただける人材を確保できたことは大きな成果と考えております」

 一方で、平日限定社員については、採用に結び付けるのはまだまだ難しいところがあるようだ。

「一部エリア・店舗で応募自体はあるものの、採用までには至っていない状況です。特に飲食業界においては、平日限定・短時間勤務を希望する層と、企業側の人材ニーズのマッチングが難しく、制度としての定着にはもう少し時間が必要と感じております」

 多くの企業にとって人材不足は重要な経営課題として取り組まなければならない問題。松屋フーズは労働者のライフスタイルに応じた多様な業務形態を提案することで、難局を乗り切ろうとしているようだ。

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