株価が下がっている時こそ「買い」
一方で株式市場にとって逆風になり得るのが、日銀による利上げだ。7月31日の政策決定会合では利上げを見送ったが、植田和男・総裁は金融政策の正常化を目指している。
「利上げについては今回の日米関税交渉合意に伴い、1回は規定路線になったと思われます。焦点は、その後のペースがどうなるのか。利上げしても、そのペースが緩やかであれば株式市場にはポジティブです」
まだ不安要素も残る株式市場だが、配当太郎さんは今こそ投資すべきタイミングだと説く。
「基本的には不透明感が高い時にこそ投資すべきだろうと考えます。下がっている時に買うのは勇気がいることではありますが、多くの人が敬遠している時にこそ、少数派として買い進めることにより利益を生み出すことができます」
配当太郎さんは具体的にどのような銘柄に注目しているのか。関連記事『「不透明感が高いときこそ狙いたい」億り人・配当太郎さんが選ぶ注目3銘柄 今期の「増配」「自社株買い」で株価上昇期待のお宝株の数々』で注目ポイントとともに紹介する。
【プロフィール】
配当太郎/学生時代に株式投資を始め、リーマン・ショックを経て、配当株投資に目覚める。保有銘柄の9割は配当金が年々増える「増配銘柄」。Xのフォロワーは18万人。新著に『新NISAで始める!年間240万円の配当金が入ってくる究極の株式投資』(クロスメディア・パブリッシング)。