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ビジネス

被害女性たちが明かす「ぶつかりおじさん」の恐怖 その悪質な実態が伝わりにくい呼び方にも異論続々「シンプルに暴行犯」「通り魔暴行犯って呼び名でいい」

混雑した駅では「ぶつかりおじさん」に注意。距離を取るなどの策を講じる人も

混雑した駅では「ぶつかりおじさん」に注意。距離を取るなどの策を講じる人も

疲れている女性に体当たり

 そんな「ぶつかりおじさん」の傾向としてよく指摘されるのが、“弱そうな人”をターゲットにするということだ。一見おとなしそうな女性や中高生が被害者となるケースが多く、SNSでは、小柄でも金髪や赤い髪など、派手な髪色にしていたり、タトゥーが入っていたりすると、被害にあう頻度が減る――といった体験談が報告されている。

 都内に勤務する会社員のBさん(20代女性)は、身長168cmで体格もいい。「自分とは無縁と思っていた」というが、先日「ぶつかりおじさん」に初めて遭遇した時の衝撃を振り返る。

「男性にぶつかられるのは、正直小柄でおとなしい印象の女性というイメージだったんです。私は背が高いほうで髪は短く、しかも体はずっとバスケをやってきたこともあって、筋肉質。正直ぶつかりおじさんとは無縁だと思っていました。でも、先日出張帰り、終電で最寄り駅に着き、徒歩15分ほどの家までキャリーケースを引いて歩いていた時、真正面から中年男性に勢いよく体当りされたんです。歩きスマホをしていたわけでもないし、まさかそんな直球で人がぶつかってくると思っていなかったので、一瞬何が起こったのかわかりませんでした」

Bさんは、「“ぶつかりおじさん”とは、すれ違いざまにちょっと肩がぶつかるとか、追い越しざまにカバンがぶつかるとか、そういう程度だと思っていた」という。

「完全に正面からドスンと体当りしてきて、わき目も振らずに去っていきました。“ぶつかりおじさん”というよりも“当たり屋”で、私はよろけて無線イヤフォンが吹っ飛びました。いつもならそんな目に遭わないのに、私がその日、疲れて大きな荷物を引きずっていたからなのかなと思うと、本当に“弱っている”人をめがけて来ているわけですよね……」(Bさん)

 Bさんのイヤフォンは見つからないまま。「ぶつかりおじさん、なんて生ぬるい言葉はやめたほうがいい」とBさんは憤る。

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