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投資

「買収する側とされる側」株価にプラスなのはどちらか? 株価を動かす好材料・悪材料を見分けるための大原則

株価にプラスな「材料」をどう見分けるか(写真:イメージマート)

株価にプラスな「材料」をどう見分けるか(写真:イメージマート)

 個人投資家が知りたいのは、「これから上がる株」をどうやって探し出すか、という点だろう。実際、株価を動かす「材料」は至るところに溢れている。では、そうした数多ある材料をどう見分けていけばいいのか。個人投資家向けレポートを提供するカブ知恵代表・藤井英敏氏に解説してもらった。

 2008~2009年にかけて雑誌『マネーポスト』誌上で連載された情報量満載の株コミック『俺がカブ番長!RETURNS』の監修を担当した藤井氏は、巷に溢れるさまざまな情報のなかから株価上昇につながる材料を見分ける大原則について、こう説明する。

「まず大きく、『対象となる会社におカネが入ってくる話はプラス』、逆に『その会社からおカネが出ていく話はマイナス』と考えるとわかりやすい。会社を取り巻く情報はさまざまですが、シンプルに考えるべきです」(藤井氏、以下同)

 具体的にはどういったケースが考えられるのか。いくつかの局面で、その材料が株価にとってプラスかマイナスかを見ていこう。

「業績」「配当」「M&A」…株価にとってプラスかマイナスか

【1】業績

 決算発表時などに「上方修正」や「下方修正」などの材料が出ることがあるが、その会社におカネが入ってくるのか、出ていくのかで株価にとってプラスかマイナスか判断することができる。たとえば「上方修正」「赤字から黒字に転換」「50%以上の増益」「増産」「値上げ」などはプラス。「下方修正」「赤字転落」「大幅減益」「減産」「値下げ」などはマイナス。

【2】進捗率

 通期の業績予想に対する四半期ごとの実績の進捗度合いで、たとえば中間決算の業績が当初予想の50%以上に達していれば、本決算で予想を上回る収益が期待できる。そのため、「中間決算で55%以上」「第3四半期決算で80%以上」などはプラス、逆に「中間決算で45%以下」「第3四半期決算で70%以下」などはマイナス。

次のページ:【3】M&Aや【4】配当

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