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投資

「買収する側とされる側」株価にプラスなのはどちらか? 株価を動かす好材料・悪材料を見分けるための大原則

【3】M&A

 買収する会社と買収される会社では、一見、買収する会社のほうが有利に思えるが、株式投資の世界では反対に考える必要がある。買収される会社はおカネが入ってくるのでプラス、逆に買収する会社は買収資金が出ていくのでマイナス。

【4】配当

 これは株を保有する投資家にとってだが、おカネが入ってくるかどうかで判断すると、「増配」「復配」などはプラス、「減配」はマイナス。

【5】自社株

 株主還元策として「増配」のほかに「自社株買い」を発表する会社が増えているが、自社株に関する会社側の対策も見分ける必要がある。「自社株買い」(1株当たりの利益が高まり株価上昇につながりやすい)は株価にプラス。「新株予約券付社債発行」「公募増資」(いずれも新株発行で株数が増えて株主価値が希薄化)はマイナス。

「既存株主が市場で株を『売り出し』することもあり、これは市場に流通する株数が増えるので、株は一時的に売られ、一見マイナスに思えます。しかし、株価下落の要因が需給悪化によるものだけで、企業の業績が悪くなったわけではないので、安くなったところは絶好の買い場と見ることもできます。いずれにしろ、その会社におカネが入ってくるか、出ていくのかを基準にすれば、見分けることはそう難しくないはずです」

 株価上昇が期待できる材料を見抜くコツはいくつもある。マネーポストWEBの関連記事『俺がカブ番長!』では、藤井氏監修のもと、勝てる投資家になるためのあらゆる手段をコミック形式で紹介している。8月27日公開の第3回では、本記事で紹介した株価を動かす材料の見分け方について、さらに詳しく解説している。

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