下落リスクの高い銘柄やタイミングを避ける姿勢が重要
要するに、IPOセカンダリー投資で銘柄を選ぶ際は、テンバガーになり得る成長性の高い銘柄に注目することも重要ですが、それ以上に株価が10分の1になるようなリスクの高い銘柄やタイミングを避けるという姿勢のほうがはるかに重要なのです。
実際、僕が投資するIPO銘柄の数は年に3銘柄ぐらい、多くて5銘柄程度です。中にはテンバガーする可能性が高いと思っても、手を出さない銘柄や様子見を続ける銘柄も少なくありません。こうした銘柄の中には、そのままグングン上昇し、「投資しておけばよかった」という結果になることもあります。それでも、リスクとリターンは背中合わせなので、下落リスクの高い銘柄を回避するにはJTOWERのようなチャンスの大きい銘柄のとりこぼしを許容することも求められます。
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2025年上場のIPO銘柄について、関連記事『《6年弱で資産178倍の億り人・テンバガー投資家X氏が厳選の3銘柄》墓じまいや旅行者予約のニーズを獲得するストック型・多店舗展開型の注目企業が続々!』では、テンバガー投資家X氏が注目銘柄を厳選して解説している。
※テンバガー投資家X・著『トイレスマホで「無限10倍株」 3年9カ月で5975万円を稼いだ投資術』(KADOKAWA)を元に一部抜粋して再構成
【プロフィール】
テンバガー投資家X/兼業投資家。2003年、大学1年生の時に60万円を元手に株式投資を始める。様々な投資スタイルを試すが、どれもうまくいかず、ライブドア・ショック、リーマン・ショックなど数々の暴落相場に翻弄され、元手を減らすばかりだった。2019年。「IPOセカンダリー投資」と呼ばれる投資手法と出会い、以降は人が変わったように「神パフォーマンス」を出し続け、2019年末時点で561万円だった運用資産を2025年8月までの5年8か月で10億円に増やす。著書に『トイレスマホで「無限10倍株」 3年9カ月で5975万円を稼いだ投資術』(KADOKAWA)。