『LBパチスロ ヱヴァンゲリヲン ~約束の扉~』のリール配列(公式サイトより)
“固定ファン”には支持されているが…
今年6月に『スマスロニューパルサーBT』(山佐)など4機種が道入されたBT機。7月にはビスティの『LBパチスロ ヱヴァンゲリヲン ~約束の扉~』、ユニバーサルの『アレックス ブライト』など注目機種が登場しているが、大ヒットと呼べるほどの機種はまだない。藤井氏はホールでのBT機の現状についてこう話す。
「多くのホールでメインとして設置されているのがAT機。そのほか、定番のノーマルタイプであるジャグラーシリーズがある程度のコーナーを確保し、さらに“ジャグラー以外のノーマルタイプ”が設置されている形です。それぞれの割合はホールによって異なりますが、AT機、ジャグラーシリーズ、それ以外のノーマルタイプという順に設置台数が多いのが基本です。
BT機については、ジャグラー以外のノーマルタイプのシマに設置されることが多く、AT機やジャグラーシリーズの台数を削ってまで設置されることはあまりない。私がホールで観察している限り、BT機の稼働状況は、射幸性の高い人気のAT機に比べるとまだまだ。BT機を好んで打つユーザーがそれなりにいたとしても、AT機やジャグラーシリーズに比べると絶対数は圧倒的に少ない。つまりBT機は“固定ファン”には支持されていますが、AT機の牙城を崩すほどではない。だからこそホールでの存在感もイマイチなのだと思います」
では、実際にBT機を打っているユーザーはどう感じているのか。後編記事では、ユーザーも薄々感じている、ホール側がBT機をそこまで重視していない事情を解説する。