DAIBOUCHOU氏が投資を始めたのは27歳の時(本人のXより)
積極財政・金融緩和路線を掲げる高市早苗氏が自民党総裁選に勝利し、日本市場は株高ムードに沸いた。公明党の連立離脱によって翌週には調整が入ったものの、投資家の「高市トレード」への期待は根強い。割安成長株への超分散投資というスタイルで資産10億円を達成した個人投資家のDAIBOUCHOU氏は、高市氏の経済政策「サナエノミクス」が動き出せば、日本株の上昇相場はさらに勢いづくと見ている。
大きな上昇が期待される局面で狙いたいのが「テンバガー」だ。テンバガーとは株価が10倍以上に上昇する大化け株のことを指す。DAIBOUCHOU氏に、自身の投資遍歴のなかでのテンバガー体験について聞いた。
「株価が10倍になるケースというのは、購入時点では割安で時価総額も小さいけど、実は会社としてすごいポテンシャルがあって、成長に応じて株価もぐんぐん上がっていくというシチュエーションが多いと思います。
私自身は最初からテンバガーを狙うというよりは、1~2年で2~3倍の上昇を目指すようなイメージで銘柄を選んでいて、10倍までいったらラッキーという感じですかね。最近はテンバガーを取れていないのですが、若い頃は今よりアグレッシブな投資をしていたので、テンバガーを少なからず経験しています」(DAIBOUCHOU氏、以下同)
20~30倍になった不動産株も
20年以上前、会社員として働いていた27歳の時に200万円の元手から投資を始めたDAIBOUCHOU氏。ウォーレン・バフェット氏やピーター・リンチ氏といった著名投資家の本を読みながら独学を重ねた結果、“あまり注目されていない業界の割安株”に狙いを定めて購入するようになったという。
投資を始めて2年ほど経ち、200万円の元手が約2倍に増えた頃に目をつけたのが「不動産株」だった。