医療費は高額療養費制度や自分の治療費も合算できる医療費控除を忘れない。
「救済制度を知らず給付金を受け取っていなかった、というケースが散見されます。事前にお金を補償する公的制度をしっかり把握しておけば、いざという時にすぐに申請できるはずです」(同前)
いまのうちから家計を「自分ごと」として管理する努力も重要だ。風呂内氏が指摘する。
「特に男性は妻任せで家計に無頓着なケースが多く、いざ妻が倒れた時に家計の収支が管理できないという人が散見されます。水道・光熱費から日々の買い物代まで、妻に協力してもらいながら一度自分で家計簿を作ってみるのもいいでしょう」
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※週刊ポスト2025年10月31日号