メイド・イン・チャイナのジャパンクオリティ。大幅値下げ
店内で分けられている「ジャパン・クオリティ」と「メイド・イン・ジャパン」
「JAPAN QUALITY」とは…
近くにあった別のキャリーケース専門店では、「MADE IN JAPAN」コーナーのほかに「JAPAN QUALITY」というコーナーも分けて設置してあった。
「MADE IN JAPAN」コーナーでは銀座のカバン店の名前が入った商品が売られており、たしかに日本製のようだ。一方で「MADE IN JAPAN」よりも安い「JAPAN QUALITY」の商品には「MADE IN CHINA」という表記があり、相当紛らわしい。店員のアジア系の男性に、「JAPAN QUALITY」を掲げる商品が何をもって“JAPAN QUALITY”なのかを尋ねても「さあ……」と首を傾げるばかりだった。「MADE IN CHINA」だが「MADE IN JAPAN」に匹敵する「QUALITY」ということなのだろうか。
その他、「中古」として激安価格がつけられたものも販売されているなど、カオス状態のキャリーケース専門店。街なかでは、いましがた購入したばかりと思われるキャリーケースに早速荷物を移し替える外国人の姿もあり、いまや外国人同士の間でキャリーケースビジネスが回っているようにも感じられた。
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