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投資

《儲けのテクニック公開》89歳現役トレーダー・シゲルさんが明かす“ホームラン”になった銘柄 TOB先回り狙いで仕込んだ「ユタカ技研」が大当たりに

日々、マーケットと向き合うシゲルさんこと藤本茂さん

日々、マーケットと向き合うシゲルさんこと藤本茂さん

 史上初の女性総理が日本に誕生し、株式市場は活況を呈している。高市早苗氏が自民党総裁選に勝利した後、日経平均株価は連日のように最高値を更新。公明党の連立離脱によって一時は急落するも、日本維新の会との連立が固まると再び急騰を見せ、日経平均は5万円を突破した。そうしたなかで株式投資への関心も高まっているが、どう銘柄を選んでいくか考えるうえでは、億超えの資産を築いた“億り人”の話に耳を傾けたい。

 今回は、資産20億円超の89歳現役トレーダーとして注目を集める「シゲルさん」こと藤本茂さんに話を聞いた。シゲルさんは午前2時に起きて米国市場の動きをチェックしつつ、日々積極的な売買を繰り返している。

 そのシゲルさんが「ここ最近では“ホームラン”やったと思うわ」と振り返るのが、ユタカ技研(7229)だ。

 世界の株式市場が「トランプ関税」の行方に疑心暗鬼となっていた今年3月下旬、マネーポストWEBの取材に対してシゲルさんが「不透明相場に強い注目銘柄」として挙げていたうちのひとつがユタカ技研だった。当時、シゲルさんはこうコメントしていた。

「ホンダ直系の部品メーカーのユタカ技研は親子上場解消に向けた動きが出てくれば高値で買い取ってもらえる期待が持てる。面白いんちゃうかな」

 取材時の同社の株価は2200円台だった。「親子上場解消」は日本の株式市場で大きな利益を狙ううえでカギとなる。今年はNTTがNTTデータグループ、三菱商事が三菱食品をTOB(株式公開買付)で完全子会社化を発表するといった動きが相次いでいる。親会社が子会社の株を買い取って親子上場を解消する際は、子会社株を市場価格より高値で買い取るケースが多い。そのため、TOBを受けそうな銘柄を先回りして買っておけば、その差額で大きな利益を得られるわけだ。

次のページ:「あとは高値で買い取ってもらうだけ」

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