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元手300万から2年で億り人になったゲーム銘柄投資の達人・ゆずさんが大化け期待銘柄の“買うタイミング”“売る時期”を解説 ストーリーが描きやすいことが特徴に

「ゲーム株は仕込みから利益確定までの“ストーリー”を描きやすい」というゆずさんのXより

「ゲーム株は仕込みから利益確定までの“ストーリー”を描きやすい」というゆずさんのXより

 日経平均が最高値圏で推移し、改めて株式投資への関心が高まるなか、どういった銘柄選びをするといいのか。趣味と実益を兼ねて元手300万円で始めたゲーム銘柄への株式投資で、わずか2年で“億り人”になったゆずさんに話を聞いた。

 ゆずさんが資産を大きく増やすきっかけとなったのは、ガンホー・オンライン・エンターテイメント(東証プレミアム・3765)だった。スマホ向けゲームのパズル&ドラゴンズが大ヒットして急成長する最中の2013年2月、2012年12月期の決算が発表されるとすぐに1株230万円で購入。5月には分割前の基準で1633万円の最高値をつけた。ゆずさんは800万円近辺のレンジで利益を確定、その後の飛躍の足掛かりとした。

ゲーム銘柄特有の売買タイミングとは

 ガンホーの次に狙いを定めたのは、MIXI(東証プライム・2121)だった。スマホ向けゲーム「モンスターストライク」が大ヒットしている2014年4月に、保有資金800万円のうちの600万円を投入。8月に買値から6倍余りになったタイミングで利益を確定した。その後もクルーズ(東証スタンダード・2138)、ブランジスタ(東京グロース市場・6176)などの“大化け株”で資産を大きく増やしたゆずさんが、右肩上がりの上昇に沸く日本市場とゲーム銘柄の関連について語った。

「スマホ向けゲームが普及し始めた当時、数か月で何倍にも跳ね上がるゲーム株がたくさんありました。僕が投資を始めた2013年初めに1万1000円程度だった日経平均は、13年近く経った今、4.5~4.6倍になりました。一方、主要なゲーム株はその間、10~20倍になっているものがたくさんあります。

 ゲームソフト市場の規模は現在、国内で約2.4兆円、全世界では30兆円以上で、今後もさらなる成長が期待できます。9月下旬に開催された世界3大ゲームショウのひとつ『東京ゲームショウ』も、総来場者数は去年より少し減ったものの歴代3位の賑わいでした。ゲームへの関心は引き続き高く、実際に試遊してみると面白いゲームがたくさんありました」(以下、「」内はゆずさんのコメント)

 ゲーム業界の成長はまだまだ続きそうだというが、では投資対象としてはどのような銘柄を見ておくべきなのか。

「ビジネスとしての魅力から、ゲーム業界に参入したい企業は多いはずですが、実は新規参入の壁が意外に高い。例えば、今からNintendo Switch、PlayStationに取って代わるゲーム機を出すのは至難の業であり、ゲームソフトも実績のある会社が圧倒的に強い。したがって、今後ゲーム業界の市場規模が拡大するという前提で先を見通すなら、既存の企業が成長する可能性が高いというロジックになります」

 ゆずさんは、「ゲーム株は、仕込みから利益確定までの“ストーリー”を描きやすいのが長所」という。

「ゲーム関連銘柄の株価の動きは、新しいゲームを開発中、リリース予定であることが公表される前後から上がり始め、発売日前後にピークをつけることが多い。実際にゲームが発売されると、販売実績が即座に公表されて株価を動かす。売れ行きが予想より良ければ株価はさらに上がり、期待外れだと下がることになります。近い将来新しいゲームがリリースされることが公表されてから仕込み、実際に発売される前後に売却して利益確定する──ゲーム銘柄はこうしたストーリーが描けるのです」

次のページ:株価上昇が期待できる銘柄は限られている

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