アナウンサーとして活動しながら、不動産投資で資産4億円となった櫻井知里さん
「不動産投資」には“不労所得”が得られる魅力がある反面、投資額が大きいだけに失敗するリスクも気になる。不動産投資を始めて6年で総資産4億円となったアナウンサー・櫻井知里さんに、過去の失敗やそれを踏まえての投資のマイルールについて話を聞いた。
学生時代から不動産投資に興味を持っていたという櫻井さんは、2015年に念願の物件を手にする。最初に保有したのはファミリー向けの6戸の新築物件で、“大家さんデビュー”を果たす。何もかもが初めてで手探りのなかでの失敗をこう振り返る。
「アパート経営を始めた頃は、願いが叶ってとにかく嬉しかったんです。今となれば恥ずかしい話ですが、『施主検査』の意味すらわかっていなかった。施主検査とは、建物の引き渡し前に確認ができる機会で、新築物件に欠陥がないかをチェックする検査です。しかし、私は嬉しさのあまり部屋や外観の記念撮影ばかりしていて、まったくチェックせず、後々入居者さんからたくさんのクレームが届くことになりました」(以下、「」内コメントは櫻井さん)
生活に支障が出るレベルではないものの、新築なのに壁紙が破れていたり、ドアの建て付けが悪かったりと、多くの問題が発生したという。
「本当に大失敗でしたね。不動産投資に限らず、マイホームをお持ちになる予定の方も、しっかりチェックすべきポイントです。あと、私は“大家さん”への強い憧れがあったので、多くの方が管理会社に任せるところを自分で管理したいと思いました。20代だった私は、なんでもやってみようという気持ちで、自主管理を選択。その結果、深夜に長文のクレームの連絡が入ることもあり、対応に追われる日々でした」
