FX億り人の加藤ムネヒサ氏に話を聞いた
10月初旬に1ドル148円台前半だった為替相場は、金融緩和や積極財政を志向するとされる高市早苗氏の自民党総裁選勝利、首相就任を受けて急速に円安に振れ、1ドル=153円台に突入した。そうした為替の値動きから利益を狙うのがFX(外国為替証拠金取引)だ。「FXはゲーム性が高く面白い投資法だ」と語るのは『元手30万円からわずか3年でFIREを叶える爆益トレード 黄金のスキャルピングFX』(KADOKAWA刊)の著者でFX億り人の加藤ムネヒサ氏。FXをはじめたきっかけや安定した収益を上げて独立するまでの道のりについて話を聞いた。
異なる通貨を売買して利益を狙うFXは、証拠金を担保により大きな金額を取引できる「レバレッジ」の仕組みが特徴的だ。リスクが高まる一方で、少ない資金でも短期間で大きなリターンを狙うこともできる。また、24時間取引ができるため、日中忙しいビジネスパーソンでもチャレンジしやすい。加藤氏も保険会社に勤務して多忙な日々を送るなか、「これならできる」と感じてFXにのめり込んでいったという。
「2005年に新卒として保険会社に入社しました。労働環境は厳しく、朝6時に出社して、夜10時に帰宅するような生活で、将来に暗澹たる気持ちを抱いていました。当時は“新卒カードがなくなったらいい仕事には就けない”といわれていたため、転職という選択肢も頭にありませんでした。この状況を打破するには何かを変えるしかない……と漠然と思っていました」(以下、「」内コメントは加藤氏)
