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ライフ

《自転車の交通違反に青切符導入へ》大阪でよく見かける“自転車の傘さし運転”は反則金5000円、府民が語る「自転車に傘を常備するのは当たり前」の感覚は今後も通用するのか

大阪の自転車の多くに「傘スタンド」が装着されている

大阪の自転車の多くに「傘スタンド」が装着されている

「傘スタンド」は違反になるかどうか

 大阪では、自転車に傘を固定し、そのままさすことができる“傘スタンド”もよく見かける。さまざまな企業が製造していて、大阪のホームセンターのほか、楽天市場やアマゾンでは2000円台~3000円台で購入することができる。

 傘を片手に持った状態での片手運転は交通違反に当たるが、自転車に装着してしまえば両手はハンドルを握ることができるため、違反にはあたらないのではという発想による商品だ。大阪府警によれば、たしかに傘スタンドの使用は片手運転にはならず、交通違反には当たらない。ただし、通行人に傘が接触することによる安全運転義務違反、運転者の視野の妨げになるようであれば、違反となる可能性があるとする。

LUUPでも傘さし運転を目撃

LUUPでも「傘」をさす人たちが

LUUPでも「傘」をさす人たちが

 傘スタンドはともかく、自転車で傘を手持ちして運転する行為は交通違反となるが、府民からは「知らない」、「初めて聞いた」といった声もあがる。そうしたなかで、シェアサイクル・LUUPでも「傘」をさす人たちを見かける。LUUPは立って乗る電動キックボードのイメージも強いが、電動自転車タイプも存在しており、取材班はその双方で、片手で傘をさして乗っている若者を見かけた。

 ただでさえ、信号無視や二人乗り、飲酒運転など、LUUPによる交通違反が目立つことが取り沙汰されている昨今。傘をさして片手運転ともなれば危険きわまりなく、視界不良や不安定なハンドリングによる蛇行運転や、片輪のみのブレーキで滑るといった状態には見ているほうがヒヤヒヤだ。

 はたして「雨のなかでは自転車でも傘をさすのが当たり前」という感覚は、今後あらたまっていくのだろうか。路上には自分だけではなく他者がいることも忘れずに、安全運転を心がけたい。

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