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新幹線とF1マシンのツーショット!京都鉄道博物館で実現したJR西日本とホンダ・レーシングの“異色コラボ” 「レーシングカーと鉄道車両は技術と歴史に共通点が多い」

「500系新幹線電車」(奥)と「Lotus Honda 99T」。写真提供:京都鉄道博物館

「500系新幹線電車」(奥)と「Lotus Honda 99T」。写真提供:京都鉄道博物館

 新幹線とレーシングカーのツーショット──。京都鉄道博物館で実現した、これまであまり接点がないように思える鉄道とレーシングカーによる異例のコラボだ。なぜこのようなコラボが実現したのか。京都鉄道博物館の設置者であるJR西日本に尋ねた。交通技術ライター・川辺謙一氏がレポートする。

狙いはファン層と文化活動の拡大

 JR西日本によると、このコラボの狙いはファン層と文化活動の拡大にある。同社からは、コラボを企画した背景として、次のような回答を得た。

「ファン層と文化活動の幅を広げる狙いから、他の業種との協業による企画を検討しました。『レーシングカー』は鉄道車両と技術や歴史の側面で共通点が多いことから、共通点にフォーカスをあてた企画を展開することにより、大きな相乗効果が得られると考え、株式会社ホンダ・レーシング様に協力をいただき、今回イベントを開催することになりました」

 これは、鉄道会社(JR西日本)と、自動車メーカーのグループ企業(ホンダ・レーシング)という異業種の企業が、京都鉄道博物館と連携して開催するイベントなのだ。

 イベントの名称は「レーシング&レールウェイ ヒストリー」。京都鉄道博物館を会場とした特別企画だ。これは、鉄道とF1という異なるモビリティの歴史を並べて展示する取り組みで、日本の技術が「世界最速」をめざしてきた軌跡を、鉄道とレーシングカーの両面からたどる試みだ。

 会期は2つの期間(以下、前期・後期)に分かれている。前期(現在開催中)は2025年10月23日(木)~11月16日(日)、後期は2025年11月17日(月)~12月21日(日)だ。前期と後期では、展示内容やトークショーなどのイベントの内容が変わる。

次のページ:鉄道車両とレーシングカーの共通点

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