割安なお宝株をどう探すか(写真:イメージマート)
日経平均株価が高値圏で推移し、1日で1000円超動くような乱高下相場が続いている。そうした激しい相場でも投資の達人たちは「割安な銘柄にお金が回ってくる」と物色を始め、“5万円・10万円で買える株”にもチャンスが広がっていると説く。
高配当で株価上昇も見込める銘柄に注目
資産1.5億円超の「Bコミ」こと坂本慎太郎氏(こころトレード研究所所長)は「高配当」を前提に、会社を取り巻く環境の変化が株価上昇につながりそうなセブン銀行やアイモバイルなどに目を向ける。
「前者は配当利回りが4%近く、ファミリーマートを運営する伊藤忠商事と資本業務提携。今後はセブン銀行のATMがファミリーマートに拡大すると見込まれます。
『ふるなび』を運営する後者は、ふるさと納税サイトで人気だったポイント付与の廃止によって過当競争の環境が変化し、むしろ追い風になると見ています。配当利回りは5%近く、PERも10倍前後と割安な高配当株と言えます」
カブ知恵代表の藤井英敏氏が「低PER・低PBRで割安かつ高配当」と注目するのはMIRARTHホールディングス。
「PER6倍台にPBR0.6倍台、配当利回りは5%以上と“超割安な高配当株”という魅力だけでなく、今後の成長も見込めます。東北エリアで地域密着型の分譲マンションを幅広く展開してブランドを定着させる一方で、カンボジアでバイオマス事業なども手がける。同じように、国内ではストック型ビジネスで安定基盤を築き、海外展開にも積極的なVTホールディングスも要注目」
