αクラスパパが教える「中学受験“最強の社会”」【東北編(1)青森】
過熱する中学受験。2025年の1都3県の中学入試では、大手進学塾・日能研の推定で6万2000人ほどが受験したとされ、受験率は21.5%。東京都では3割に達しており、ともに前年から減少したと見られるものの、高水準となっている。
中学受験は「親の受験」とも言われる。親のサポートが重要という意味だが、うまくいっている家庭ではどのような伴走をしているのか。
長女がいわゆる御三家に合格し、次女も現在SAPIXの上位クラスである「α」に通っているという「さんくす」さん(40代男性)は、土日を中心に子どもと一緒に勉強してきたという。そのTipsを聞いた。
社会は「苦しい丸暗記」ではない
中学受験では、子どもの健康管理やスケジュール管理、大量のテキストの整理など、親の役割は非常に大きいと言えます。実はそれらについてもとても重要なので機会をあらためてお話ししたいと思いますが、おそらく多くの方が切実に感じているのが「勉強はどうやって教えればいいのか」ということですよね。
私自身も中学受験経験者ですが、その時の経験や知識はあまり役に立ちませんでした。
上の子のサポートをしてきて、いま“2周目”となる下の子の中学受験に伴走しています。その2周目はかなり楽になりました。それは“令和の中受”のTipsを身につけたからだと思っています。他の保護者の皆さんにも楽しく中学受験に取り組んでいただきたいので、そのTipsを少しずつ公開していこうと思います。
親も苦手なことが多い、社会からご紹介します。特に日本地理は、中学受験の社会で約4割を占めると言われる重要分野です。とかく社会は「苦しい丸暗記」が重要と思われがちで中学受験が“詰め込み教育だ”などと言われる要因になっていると思いますが、工夫次第で楽しく勉強することができます。
私がおすすめするのは「まず新幹線の駅名を一緒に覚えること」です。その覚え方と、効果についてお伝えします。
