ベストセラー投資家kenmo氏も実践する「株主優待需給投資」とは(本人のXより)
日経平均株価は最高値を更新したものの、1日で1000円以上の値動きも珍しくなく、5万円台が定着するかは不透明だ。投資の達人からも「難しい状況だ」との声が聞こえてくる。しかし、そのようななかでも注目すべき手法があるという。累計20万部を突破した『5年で1億貯める株式投資 給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法』著者のkenmo氏に話を聞いた。
kenmo氏は2011年に元手300万円から株式投資を始め、追加資金の投入なしに、会社員を続けながらわずか5年で資産1億円を達成。現在は、約3億円を運用し、更に資産を拡大中だという。個人投資家として注目されるkenmo氏でさえも、現在の相場ではベストな投資アイディアは見つけにくいと明かす。
「秋にかけて日経平均株価は大きな上昇を見せましたが、ソフトバンクグループ、アドバンテスト、東京エレクトロンなどの主要な数銘柄のみがこの上昇を牽引していました。つまり、日経平均が上がっていても、自分の持ち株は上がっていなかったという人も多かったのではないでしょうか。主要な数銘柄以外は蚊帳の外のような状況で、機関投資家でもこの流れについていくのが精いっぱいだったと思います。自分も含めて個人投資家も波に乗れていない人は沢山いると思います」(以下、「」内のコメントはkenmo氏)
このような状況で避けるべきは、乗り遅れたという焦りから行なうトレードだそう。
「盛り上がりを見せているAIや半導体を今から仕込むにはリスクが高く、かといって安値で放置されているような、いつ上がるかわからない銘柄を戦略もなく買うのも微妙です。
市場の関心は今期の決算から次第に来期の決算に移りつつあるものの、来期の数字はまだ見えづらい。今は、投資の手がかりが少ない。このような時期を乗り切るには、株主優待需給投資(=先回り投資術)が比較的機能すると考えます」
