「3年後に高配当」が期待できる銘柄の特徴とは(イメージ)
日経平均が5万円前後で乱高下する中、高配当株に注目する投資の達人も少なくない。今後さらに配当が増えると見込まれるのはどういった銘柄なのか。金融情報サービス会社アイフィスジャパン協力のもと、「3年後に高配当」が期待できる銘柄をランキング化。その上位銘柄について、億り人たちの見解を聞いた。
“3期先コンセンサス予想”をもとに足元の株価から「配当利回り」を算出
アイフィスジャパンは、主要証券会社16社のアナリストによる業績予想をもとに算出した「IFISコンセンサス」を機関投資家などに提供するほか、個人投資家向けに「IFIS株予報」をYahoo!ファイナンスなどで掲出する。今回は、主要アナリストによる3期先の1株配当予想の平均値である「3期先コンセンサス予想」をもとに足元の株価から「配当利回り」を算出し、利回りの高い順にランキング化した。
ランキングをどう読み解くか。資産1.5億円超の「Bコミ」こと坂本慎太郎氏(こころトレード研究所所長)が解説する。
「まず将来的に増益が予想される企業は利益を配当に回せる余力があるので増配も期待できる、という前提で考えるといい。そして増配など株主還元を拡充している銘柄は投資家の人気も高く、ひいては株価上昇につながりやすいという期待も持てるわけです」
ランキング1位はウエストホールディングス
今回の「配当利回り」は、算出基準日(11月21日)時点の株価で算出している。株価が上がれば配当利回りは低下するため、将来的に株価上昇が予測されるなら、株価が安くて配当利回りが高い「今」のうちに仕込むほうが有望というわけだ。
ランキングでまず目を引くのがトップ3。3期先の予想配当利回りはいずれも6%超となった。
1位のウエストホールディングスは太陽光発電のメガソーラー開発で今後の成長が見込まれ、当期利益が伸びて1株配当が70円から85円、配当利回りは5.05%から6.14%に高まると予想されている。
