『会社四季報』の活用法は投資家によって様々(写真:イメージマート)
これまで99銘柄の「10倍株(テンバガー)」という驚異的な記録を樹立した現役サラリーマン投資家・愛鷹(あしたか)氏は、元手160万円で20代に株式投資を始め、30代で“億り人”に。2025年9月、築いた運用資産は4億円に達した。
愛鷹氏が初の10倍株を達成したのは2011年。2013年以降は毎年10倍株を手にし、2020年には1年間で19銘柄が10倍株を達成した。2026年も1月21日にキオクシアホールディングス(東証プライム・285A)、2月6日に日本ドライケミカル(東証スタンダード・1909)が相次いで10倍株入りするなど、14年連続、通算99銘柄(2026年2月上旬現在)でテンバガーを達成している。
そんな愛鷹氏は投資に役立つ情報収集をどのように実践しているのか。多くの投資家がバイブル的に扱う『会社四季報』については、どう考えているのか。著書『サラリーマン投資家が10倍株で2.5億円』(ダイヤモンド社)より一部抜粋・再構成して紹介する。
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『会社四季報』(以下、四季報)は、企業の特色・注目材料・業績・財務内容・株価の動きがコンパクトにまとめられ、その名の通り、四季(3月、6月、9月、12月)に刊行されている季刊誌です。1936年創刊で個人投資家のバイブル的な扱いをされており、ネットの証券口座でも閲覧できるようになっています。
私自身は、四季報を一度も買ったことがなく、参照するのはもっぱら証券口座の四季報の情報のみです。
四季報の情報は、わからない英単語の意味を英和辞典で引くように、知らなかった銘柄と株価の騰落率ランキングの上位銘柄の概要を調べるときなどに使っています。どのようなビジネスを手がけているのか、強みはどこにあるのかといった情報を大ざっぱに把握するためです。
逆にいうと、四季報を使うのはその程度です。
四季報には、過去の業績に加えて、将来予想の数字も記載されていますが、そこはスルーするようにしています。四季報の予想は、取材に基づいているようですが、必ずしもその業界に精通した専門家が記事を書いているとは限らないと思いますし、数字の根拠も不明だからです。
