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《「手に入らなさは歴代トップクラス」の声》小学生女児を中心に大流行の「ボンボンドロップシール」 熾烈な争奪戦に親は疲弊、子供ながら類似品と知りつつ妥協するケースも

人気が過熱しているボンボンドロップシール(公式Xより)

人気が過熱しているボンボンドロップシール(公式Xより)

 年末年始は子供や親戚の子に何かねだられることが多い時期。おねだりされた品が数百円ぐらいなら「まあ買ってあげようか」という気にもなるが、今年の年末年始は厄介だ。小学生女児を中心に流行っている「シール交換」のブームが過熱し、彼女たちが欲しがる『ボンボンドロップシール』(以下「ボンドロ」)がまったく見つからないというのだ。

 株式会社クーリアが製造・販売しているボンドロは、ぷっくりと立体感があり、ツヤツヤな透明感があるのが特徴的なシールだ。定価は500円前後で、昨年の発売当初から人気だったが、キャラクターデザインのシールが発売されると人気が一気に加速し、2024年3月の発売以降、累計出荷数は1300万枚を超えていると報じられている。

 今もシールを集めたり、友達同士でシール交換したりするのが大ブームになっており、その争奪戦は熾烈だ。小学4年生の娘を持つTさん(50代/女性)はいう。

「ウチの娘がお出かけする度にシールをねだるようになったのは、2025年の1月か2月ぐらいからでしょうか。最初は買ってもらったシールをシール帳に貼って眺めているだけでしたが、やがてシール帳を持って遊びに行くようになり、友達とシール交換した“戦果”を報告するようになりました。

 しかし、夏前から品切れ続きで、ボンドロを見かける機会はみるみる減り、最後に売っているのを見かけたのはもう2~3か月も前のこと。近所でボンドロを扱っている店のレジの方とはすっかり顔なじみですが、我々親子が顔を出すと、申し訳なさそうに『ありません』と言われる状態が続いています」

 クリスマスプレゼントとしてボンドロを所望された家庭も多かったようだが、Xには以下のような、争奪戦にウンザリした親からの報告が続々と登場している。

《ボンボンドロップシール買えなすぎてサンタもう無理。疲れたよ》
《子どもから希望されたボンボンドロップシールまじでない。どこにもない。もう諦めた》
《ボンボンドロップシールを娘のクリスマスプレゼントに頼まれてるけど本当にないな》

 同じく小学4年生の娘を持つKさん(40代/女性)はこう続ける。

「雑貨店で働く友人から聞いた情報によると、毎日、開店と同時に入荷をチェックしにくる客が複数おり、品を並べるや否や、イナゴが群がるかのように瞬く間に売り切れてしまうとのこと。そのお店が入るモールでは、入口に『開店時、店舗まで決して走らないで下さい』という注意書きが出されているそうです。

 最近では店側も工夫して、商品が入荷してもオープン時には店頭に並べず、ランダムに品出しをしているそうですが、SNSで網を張っている人が大量におり、店の工夫も焼け石に水。店には毎日、『ありますか?』『いつ入荷しますか?』という問い合わせが大量に入るため、友人は『正直、早くブームが去って欲しい』とこぼしていました」

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