「親の年収や職業にバラつきが少なく、狭い環境で長い時間を一緒に過ごすので、ものすごく画一的な価値観にしか接しないまま社会に出てしまう。そして社会に出ると、“世の現実”とのギャップに戸惑ってしまいます。しかも中学や高校に入る際に“ゼロから友達関係を築く”ということをしていないから、友達を作るのがすごくヘタクソなんです」
それなら、社会人になっても小中高時代の友達と仲良くしていれば良さそうなものだが、そう単純なものでもないようだ。Bさんが続ける。
「小学校時代、クラスの中で“イケてた子”はいいでしょうけど、いじめられたり、いじられキャラだったりする子は必ずいるわけで、そういった子にとって小中高の12年間は地獄ですよ。生徒が入れ替わらないので、1度でもそういう立場になっちゃうと、もう“逆転”は無理です。卒業するまでスクールカーストの下の立場に甘んじることになります。
あと小学校の頃ってオシッコを漏らしたり、ウンコを漏らしたりとかするじゃないですか。それが極端な話、一生付きまとうんですよ。ボクの学年でも、パンツにウンコがついてた子に『ウンP』、オシッコを漏らした子に『ジョバー』ってアダ名が付けられて、高校を卒業するまで一部のヤツからずっとそのアダ名で呼ばれてました」
そもそも子どもが小学校に通う時期に、年間数十万円の学費を払えるのはかなり限られた層だが、私立小学校受験を考えている人は、金銭面以外のリスクがあることを頭の片隅に入れておいても良さそうだ。