人気はパチスロ優位だが、パチンコも販売台数を増やしている(イメージ)
コロナ禍以降、大幅なユーザー離れに苦しんでいたパチンコ・パチスロ業界だが、徐々に盛り返しつつあるという。2025年はどんな1年だったのか──。【パチンコ・パチスロ業界の回顧と展望・前後編の前編】
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Lt3.0プラスとBT登場も存在感はまだまだ
2025年のパチンコ・パチスロ業界における大きなトピックと言えば、新仕様の遊技機の登場だ。パチンコでは「ラッキートリガー3.0プラス(LT3.0プラス)」を搭載した遊技機が7月から登場、パチスロでは「ボーナストリガー(BT)」搭載機が6月から登場している。
パチンコのLT3.0プラスは、2024年3月導入機種から搭載されている「ラッキートリガー(LT)」の進化版。これまでの出玉規制の範囲内でありながら、一時的に大きな出玉を獲得できる機能であるLTをさらに進化させ、これまでにないゲーム性を実現している。
一方のパチスロのBTは、ノーマルタイプと呼ばれるボーナスのみで出玉を増やすシンプルなゲーム性の機種に、ボーナスの連続性を加えたもの。1回のボーナス初当たりで得られる実質的な出玉が増えている。
パチンコ・パチスロともに、新たな出玉性能を持つ機種が登場しているものの、ホールでの存在感はまだまだだという。パチンコ・パチスロ事情に詳しいジャーナリストの藤井夏樹氏が説明する。
「パチンコではLT機がどんどん増えていますが、LT3.0プラスで実現できる“新たなゲーム性”を搭載した機種はまだまだ少ない。出玉性能はLT3.0プラス仕様でも、ゲーム性自体は従来のパチンコと変わらない機種が多い、という現状です。LT3.0プラスではこれまでにない複雑なゲーム性も実現できるものの、シンプルなゲーム性に慣れているパチンコユーザーにとっては少々ハードルが高いのも事実。LT3.0プラスのポテンシャルが発揮されて、ユーザーから支持を得るようになるには、もう少し時間がかかりそうです。
パチスロのBT機については、設置台数自体がまだ少なく、ホールでの支持率もそこまで高くない。BT機の位置づけとしては、出玉の波がマイルドなノーマルタイプと出玉の波が荒いAT機の中間くらいのものですが、現状では射幸性の高いAT機の方が圧倒的な人気。そして、少ないお金でゆったりと遊びたいユーザーの多くは、ジャグラーシリーズのような定番のノーマルタイプを好む傾向があります。そういう意味でBT機はまだ、明確なポジションを築けていないと言えるでしょう」(以下同)
