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大人世代にも広がる「シール帳」ブーム、ハマっている人たちが語るその魅力 「スマホから解放されて癒やしの時間が持てる」「アナログでエモい体験ができる」

人気が過熱しているボンボンドロップシール(公式Xより)

人気が過熱しているボンボンドロップシール(公式Xより)

低コストで楽しめる「エモい遊び」

 都内の出版系企業で働いている女性・Bさん(34歳)は、土日に友人と一緒にシール交換をしている一人。その魅力は低コストかつ、「エモさ」にあるという。

「先日は友人4人で神保町のレトロカフェに集まって、自分が集めているシールを持ち寄って交換しました。シール帳ももちろん作っているんですが、私はかわいい海外のお菓子メーカーのボックスを再利用して、シール入れにしているんです。その箱とシール帳を持ち寄って、お互いのシール帳を眺め合って『かわいい~』『懐かしい!』『これと交換して?』と盛り上がるんですよ(笑)。

 最大の魅力は、小学校時代を思い出せる“エモさ”ですね。大人だけど、あえてレトロな遊びに興じるというのは贅沢な感じもするし、子どもの頃の感情を思い出す瞬間もあって、最高ですよ。大人だから買えるようなちょっと高級なシールや、おしゃれなステッカーとかも交換しあったりするんです」(Bさん)

「エモさ」が魅力と語るBさんは、シール交換のほかにもアナログな遊びを楽しんでいる。

「私の場合はシール帳、シール交換だけじゃなくて、その友達4人組で一緒にZINE(誰でも自由に作れる冊子)を作っています。ファッションとか好きな喫茶店とか、そういうものを持ち寄って、印刷製本して冊子にする。年末年始は『大人向けのぬり絵』もやりましたよ。そういう、アナログな方法で自分に向き合うのが、最近のトレンドな気がします。あえてSNSには載せないようにして、目の前にいる人や『好きな物』と向き合う時間を大切にしています」(前出)

 平成レトロブームのなかで語られがちな、大人女子たちの「シール帳」や「シール交換」ブーム。当事者に話を聞くと、低コストで参入でき、友人や恋人と楽しむきっかけにもなっているようだ。SNSでのつながり疲れ、デジタル疲れを感じやすい世代にとって、アナログなシール交換はたんなる懐古趣味ではなく、自分と向き合う癒しの時間になっているのかもしれない。

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