今週のドル円注目ポイントは?
投資情報会社・フィスコが1月12日~1月16日のドル円相場の見通しを解説する(9日14時執筆)。
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今週のドル円は底堅い値動きとなりそうだ。年明け直後に発表された米国の12月ISM製造業景況指数は47.9と前回の48.2を下回り、好不況の境目である50は遠のいた。2024年10月以来の低水準となり、足元は米国の景気後退観測が広がりやすい。また、ミラン米連邦準備制度理事会(FRB)理事は「データがさらなる利下げを後押しする」としたうえで、今年は「100BP以上の利下げ必要と考えている」と指摘。金融当局者からの追加利下げ要請で米金利安・ドル安に振れやすい。
一方、台湾問題などを巡って日中関係の悪化が取りざたされており、中国による輸出規制が日本経済を圧迫するとの見方が広がった場合、日本銀行の利上げペースが緩慢になるとの見方から、円売りに振れやすい。また、日本の財政悪化懸念による円売りも根強く、米ドルを含めた主要通貨は対円で底堅い動きを見せる可能性がある。
【米・12月消費者物価コア指数】(13日発表予定)
13日発表の米12月消費者物価コア指数(コアCPI)は前年比+2.7%の見通し。インフレ率が予想を下回った場合、追加利下げ観測が広がり、ドル売り材料となる。
【米・11月小売売上高】(14日発表予定)
14日発表の米11月小売売上高は前月比+0.4%の見通し。予想通りなら景気減速懸念はいったん後退し、利下げ継続にらみのドル売りは一服しよう。
