ついに発表された『スマスロ ミリオンゴッド-神々の軌跡-』(公式サイトより)
かつて社会問題にも発展するほどの人気を博したパチスロ機『ミリオンゴッド』シリーズの最新作が発表された。満を持して登場する新たなミリオンゴッドは、パチスロ業界にどんな影響をもたらすのか──。
遊技機メーカーのユニバーサルエンターテインメントは、新たなパチスロ機『スマスロ ミリオンゴッド -神々の軌跡-』を発売することを発表した。全国のホール導入は2026年4月を予定している。
2002年に発売された『ミリオンゴッド』から始まる人気シリーズの最新作となる『スマスロ ミリオンゴッド -神々の軌跡-』。メダルを使わないスマートパチスロ(スマスロ)としてはシリーズ初となる。パチスロ事情に詳しいジャーナリストの藤井夏樹氏が、同機について解説する。
「これまでの『ミリオンゴッド』シリーズは、数あるパチスロ機の中でも特に射幸性が高いことで知られています。基本的に図柄を狙って“目押し”をする必要がなく、液晶上で奇数もしくは“V”が3つ揃えばAT(アシストタイム)に突入して出玉を獲得できるというシンプルなゲーム性です。もちろん内部システムを理解することでより一層楽しめますが、詳細な知識がない初心者でも楽しめるのが大きな特徴です。シリーズ通して、ATを引くまでにかかるお金が大きくなる傾向がある一方、ひとたびATを引けば一撃数千枚レベルの出玉を獲得することも珍しくないという、射幸性の高い仕様となっています」(以下同)
シリーズの中でも特に射幸性が高かったのが、4号機として登場した初代『ミリオンゴッド』だ。5000枚近い出玉を獲得できる「PGG(プレミアムゴッドゲーム)」(確率は1/8192)という役を搭載するなど、まさに“爆裂機”と呼ばれるにふさわしいスペックだった。
「一撃で5000枚というのは、等価交換で考えると10万円分です。そんな大量の出玉が獲得できる出玉システムを搭載した機種は、滅多にありません。さらに初代『ミリオンゴッド』では稀に数万枚クラスの出玉を吐き出すこともあり、“数十万円勝つ”ことも夢ではない機種でした。ただ、一方で“1時間に4万円負ける”と言われるほどの異例の速度でお金を使ってしまうスペックでもあり、究極のハイリスクハイリターン機種でした」
そんな『ミリオンゴッド』は高すぎる射幸性が問題視され、多くの多重債務者を生み出したとも言われていた。その結果、2003年10月に検定取り消しとなり、全国のホールから姿を消した。
