優待投資の達人・ペンギン氏がこの春注目する優待銘柄とは(写真:イメージマート)
日経平均株価は高値圏にあるものの、値動きは荒く、先行きは決して楽観できない。急騰と急落を繰り返す相場のなかで、値上がり益だけに頼らない投資スタイルが改めて注目されている。そうしたなか、株主優待銘柄に1億円以上を投じ、「守備6割」の資産配分で堅実に資産を積み上げているのが、個人投資家のペンギン氏だ。
現在のポートフォリオは「優待6割、攻め4割」。かつては攻めの比率を高めていたが、子どもが生まれたことをきっかけに守りを重視するようになったという。保有する優待銘柄は約200銘柄。日々の生活用品や食品の多くを優待でまかなうことで、家計の“守備力”を高めている。
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優待投資の3つのメリット
ペンギン氏が語る優待投資の魅力は大きく3つある。第一は生活費の節約だ。
「お金を使う場面が明らかに減りました。優待があることで、家庭の守備力が上がっていると感じます」
トイレットペーパーやティッシュ、シャンプーといった日用品から、調味料、レトルト食品、パックご飯、カップ麺まで優待で届く。物価上昇が続くなか、「物が届く」という実感は家計にとって大きな支えになる。
第二は、家族で楽しめる点。お菓子やおもちゃが届けば子どもが喜び、化粧品や衣類が届けば妻が喜ぶ。優待品の開封は、家族の小さなイベントになる。
「優待を通じて会話が増えました。生活がちょっと豊かになる感覚があります」
単なる節約を超え、家族の時間を増やす効果もあるという。そして第三は株価の安定性だ。優待銘柄は長期保有の投資家が多く、短期的な値動きに振り回されにくい傾向がある。
「株価が安定していると精神的に楽です。ハラハラドキドキしない。それが優待銘柄の良さだと思います」(以下、「」内のコメントはペンギン氏)
値動きの穏やかさは、長期保有を続けるうえで大きな安心材料になる。
廃止されにくい優待を選ぶ
銘柄選定で重視するのは、優待が廃止されにくいかどうか。ペンギン氏は、自社商品や自社関連サービスを優待にしている企業は、コスト面でも継続しやすく、株主との関係性も築きやすいとみる。
加えて、株価水準も重要だ。PER(株価収益率)を確認し、15倍前後を目安に判断。15~20倍なら事業内容や財務状況を慎重に見極める。割高局面では無理に買わないのが基本姿勢だ。
その考え方は、実際の保有銘柄にも色濃く反映されている。3月末権利確定銘柄のなかから、ペンギン氏が注目する10銘柄を挙げてもらった。
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