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中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

「ここは日本だ!」外国人客に日本語で説明し続ける飲食店の動画がSNSで話題に “インバウンド対応と言語”の問題をどう考えるべきか、ネットニュース編集者が考察

実際に出てきたシャコを使った料理

実際に出てきたシャコを使った料理

非英語圏の国・地域でも英語は通じた

 私が行ったことのある非英語圏の国・地域では、観光客が来るような店では、英語が通じました。チェコ、ドイツ、香港は当然ながら、フィリピン、中国、台湾、ベトナム、タイ、ラオス、カンボジアでも、庶民的な店の店員はおろか、中級ホテルのハウスキーピング担当まで英語を喋る。多少の現地訛りはあるものの、高級店ではコースの各料理の紹介をスラスラと英語でしてくる。

 現地人向けの店で全く英語が通じない時があっても、飲食店であれば指差しでなんとかなるし、どうしても特定食材を食べたければ、それが通じるような工夫をすればいい。私もある時、タイの海鮮の屋台でシャコとカエルを食べたかったのですが、タイ語でなんと言うのか分からない。エビは「クン」、カニは「プー」だと分かるが、シャコとカエルのようなマイナー食材は分からない(私はスマホを持っていないので検索も翻訳もできなかった)ので、両方の絵を描いた。これで通じました。

 一方、東南アジアで時々見るのが、日本人の中高年男性が現地の店員に「これくれ」や「ビール3本ね」なんて、ふんぞり返って日本語で言っている姿。これって東南アジアの国を見下した行動ではないでしょうか。“オレ様に英語や現地語を喋らすなよ”と。そう考えると、外国人観光客に英語で喋らなくてはいけないということを、見下されたと感じる層が一定割合存在する、ということなのかもしれません。まぁ、英語はできるに越したことはないですけどね。

【プロフィール】
中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう):1973年生まれ。ネットニュース編集者、ライター。一橋大学卒業後、大手広告会社に入社。企業のPR業務などに携わり2001年に退社。その後は多くのニュースサイトにネットニュース編集者として関わり、2020年8月をもってセミリタイア。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)、『縁の切り方』(小学館新書)など。最新刊は稲熊均氏との共著『ウソは真実の6倍の速さで拡散する』(中日新聞社)。

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