マンション購入の際に気になるのは「築年数」(イメージ)
東京23区内の中古マンションの平均価格が1億2000万円を突破した。夫婦共働きで世帯年収が1000万円を優に超えるパワーカップルであればまだ手が届く水準かもしれないが、“大きな買い物”に際してはその注意点を知っておきたい。そもそも、中古マンションの価格が上昇基調にあるのは、新築マンションの供給減少などにより、需要に供給が追いついていない状況が背景にあるという。
マンション購入の際は慎重に優良物件を見極める必要があるのだが、知識や経験のない人にとっては簡単なことではなく、陥りやすい“落とし穴”もある。年間200以上の物件を取材している住宅評論家の櫻井幸雄氏が、物件選びで失敗しないためのポイントを解説する。
「中古物件を選ぶ際は、なるべく築年数が浅いほうがいいと考えるのが一般的ですが、東京23区内では『築5年以内』の物件には注意が必要です。23区内の新築マンション価格は2020年以降に顕著に上がり始めましたが、その結果、2020年から2025年の間は高騰が続く新築マンションを“転売目的”で買う人が多くなりました。
彼らからすると、高値で買った物件をさらに高く売らないと利益が出ないので、現時点で築5年以内の物件というのは、非常に“強気な価格”で売りに出されているケースが多いのです。これがこの1~2年で中古マンションの平均価格を急速に押し上げている要因のひとつだと思います」(以下「」内は櫻井氏のコメント)
