資産1.5億円のアルマーニさん氏のXより
衆院選での自民党圧勝で日経平均株価が高値を追う展開だったものの、米国とイスラエルによるイラン攻撃の影響など、相場を見通せない要素も少なくない。そうしたなかで参考になるのは株式投資で大きな資産を築いた“億り人”の考え方だろう。今回は資産1.5億円の個人投資家・アルマーニさん氏(57)に話を聞いた。
“億り人”と聞けば短期間で大きな利益を生むグロース株などの売買を次々と繰り返し、一気に資産を増やす派手な投資手法をイメージしがちだが、アルマーニさん氏はまったく逆だった。あくまでも「堅実な投資」を旨とし、日本を代表する企業で確実に配当が期待できる銘柄を中心に保有。滅多に利確は行なわず、コツコツと保有資産を増やしてきた。本格的に株式投資を始めてから13年余りで資産1.5億円に到達したという。
大学の薬学部を卒業後、製薬会社の開発職に就き、2012年から薬剤師となり、2019年、51歳の時にFIRE(経済的自立と早期退職)を実現したアルマーニさん氏に、“億り人”になるための投資術を語ってもらった。
「初めて株を買ったのは会社員だった20代の時でした。ディズニーランドが大好きだったのでオリエンタルランドの株を100株購入しました。推し活的な感覚で、ディズニーランドやディズニーシーの優待を楽しむだけで満足していたので、株価の動きなどにはまったく興味がありませんでした。他に、電化製品はすべてソニー製で揃えていたほどソニーが大好きだったので、ソニーグループの株も保有していました」(以下「」内はアルマーニさん氏のコメント)
転機が訪れたのは2012年、44歳の時だった。高齢となった母親が保有していた株の管理が難しくなり、アルマーニさん氏が反対売買で買い取った(母が売ったのと同じ銘柄を同じ株数買った)。金額にしておよそ600万円だった。
