メイクを落とさないままサウナ室や湯船に
女湯ならではのマナー違反もあると語るのは、都内在住の会社員女性・Bさん(36歳)だ。彼女は趣味で全国のサウナを巡る「サウナー」だが、普段は近所の銭湯サウナを利用している。
「私が気になるのは、メイクをしたまま湯船やサウナ室に入る女性たちです。当たり前ですが、湯船やサウナに入る前には、まず洗い場でメイクを落とし、全身を洗いますよね。でも、そのマナーを守らないで、掛け湯だけしてお風呂やサウナ室に入る女性はいるんです。
濃いメイクそのまま、ファンデーションがドロドロと汗と一緒に湯船に垂れ流される……。信じられないかもしれませんが、いつ足を運んでもそういった女性客に遭遇します。とくに若い女性に多い印象ですね。昔から、タオルは湯船に入れない、髪の毛は結ぶ、などの基本ルールはありますが、『髪の毛も洗わず、メイクしたまま』の女性客も本当に迷惑ですよ」(Bさん)
「声かけをしてもなかなかやめてもらえない」
銭湯やサウナの愛好者からは、このような落胆の声が聞こえてくるが、そうした場所で働くスタッフはどのように感じているのか。都内のリノベ系サウナの女性スタッフ・Cさん(60代)に話を聞いた。
「若いお客さまが増えて、活気があるのは嬉しいことです。ただ、メイクを落とさず入る方や、ずっと大声でおしゃべりしている方はいますよね。張り紙も貼ってるし、声かけもするんですが、やはりお友達と遊び感覚で来ているようで、なかなかやめてもらえないんです。
このほか、こちらが困るのはサウナマットを独占して持ち歩く方、あとはサウナマットを使わず直にタオルの上に座ったりする方。衛生面から問題があるので、絶対にやめてほしいですね。常連客が離れるようなことは避けてほしいです」(Cさん)
銭湯やサウナは老若男女、さまざまな立場の人があつまる公共空間だ。ブームによってSNS経由で訪れる新規の利用客が増えるなか、最低限のマナーを守れない人もいるようだ。銭湯、サウナ文化を守っていくためにも、周囲の人たちを思いやり、マナーを遵守して利用してほしい。