オーバー60からでも「続く仕事」「稼げる仕事」
勤務先への再就職で「老後の見通しが明るくなった」
40代から働いていた勤務先に再就職して正社員になった女性・Fさん(63才)は、70才まで働くことを目指している。
「長い間、運送会社の事務のパートをしていました。60才で定年退職して1年ほどのんびりした後、元勤務先がドライバーを募集しているのを知って、そういえば昔から車の運転をほめられていたことを思い出し、なんとなく応募してみました。勝手知ったる古巣で、即採用。受け持ちは地元なので土地勘もあり、仕事はとてもやりやすいです。すぐに運行管理者という資格を取って正社員になり、パート時代よりも高いお給料をもらえるようになりました。パートだと60才定年ですが、正社員なら70才まで働けるし、給料も月20万円が最低保障。老後の見通しが明るくなりました」
年を重ねてから働き始めた人たちに共通するのは、老後不安が解消しただけでなく、仕事が生きがいになっているということ。ファイナンシャルプランナーの黒田尚子さんが言う。
「何才になってもイキイキと仕事をしている人は、見た目も心も若々しくて元気です。資格取らなきゃ、働かなきゃと思うとつらくなるのは当たり前。食べていくために労働するのではなく、社会とのつながりを持って、それを楽しむつもりで仕事を見つけ、続ければ、老後不安もおのずと和らぐのではないでしょうか」
年金は、安心できる老後のためのもの。年金のことを考えて不安になるくらいなら、一生続けられる「天職」を探しに行こう。
(第1回から読む)
※女性セブン2026年5月7・14日号
