大人になってからの習得は難しい
Bさん(40代男性/都内在住)は、運動が苦手なことを自覚しているタイプ。「子供の頃に何かやっていればよかった」という思いから、自分の子供には習い事をさせたいという考えが強い。
「僕の親は、水泳について、学校の授業があるから習わなくていいかというスタンスだったんですよね。でも、学校でパチャパチャやるぐらいで泳げるようになるなんて無理。それなのに、『25メートル泳げるようになるまで放課後練習』が課せられてつらかった……。結局今も泳げないままです。
ただ、泳ぎって、大人になったら別に必要ないスキルかなと思っていたのですが、友人とプールや川、海に遊びに行ったり、子供が生まれたりすると、やっぱり何かあったときに泳げるほうが絶対いい。で、大人になってから泳ぎを習得するのは厳しいので、子供のうちに泳げるようにだけはなっておいてほしいなと思っています」(Bさん)
学校で教えることが減りそう
小学校教員のCさん(30代女性/都内在住)は、「今後は水泳の授業がなくなる学校が増える」可能性を指摘しつつ、習い事としての「水泳」のあり方に言及する。
「プールって、水を貯めるのにかなりのお金がかかるし、掃除もしなきゃいけないしで、なかなか管理が大変なんですよね。子供の数が減っていて、体育なんかでも一人ひとりにしっかり向き合えるのはいいのですが、学校側からしたら、水泳はどうしても“コスパ”が悪い。しかも、最近は猛暑すぎて屋外プールはもはや“危険”の域です。
都内では、すでに水泳の授業をやめる学校も出ていることがニュースになっていますが、これからはその動きも増えるんじゃないかと思います。“外注”したほうが、ちゃんとしたフォームで泳げるようにもなる。そうした意味で、習い事としての水泳ニーズは今後、ますます高くなると思います」(Cさん)
習い事としての「水泳」は、今後ますますその価値を高めていくのだろうか。