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ライフ

「推し活消費は必要経費」恋愛よりも推しにお金を使う20~30代男女の本音 「メンタルを維持するのに必要なルーティン」「恋愛と比べて明確なリターンがある」

配信者に投げ銭する新卒男性は「恋愛は不確定要素が多過ぎる」

 推し活にお金を使っているのは女性だけではない。今年の4月から社会人になり、いわゆる文系SEとしてIT系企業に勤務している男性・Bさん(23歳)は、VTuberや配信者のファンだという。

「大学生の頃に一度だけ彼女ができたことはあるんですが、お互いにお金もないし、内面を曝け出すこともためらっていて、あまり有意義な時間が過ごせなかったんですよね。結局、男友達とふざけているほうが、金もかからないし、会話も楽しいし……、ということで自然消滅してしまいました。

 社会人になってからも、やっぱり自由に使えるお金ってそんなにない。だから、自分の趣味のVTuberにお金を使ったり、ストリーマー(配信者)さんに、細々と投げ銭しているほうが楽しくて(笑)。あるVTuberさんのメンバーシップにも入っているんですけど、そこで趣味仲間ができて、一緒にゲームして、Discordで盛り上がったりして、ストレス発散にもなっています」(Bさん)

 Bさんは、「推し活に使うコストには明確なリターンがあるけど、恋愛にはそれを感じづらい」といい、ましてや結婚については今のところまったくイメージが湧かないのだという。

「推し活って、やっぱり仲間もできるし、ちゃんと充実した時間を過ごしたなっていうリターンがあると思うんですよ。でも、恋愛とか、さらに先のことをいえば結婚とかって、明確なリターンが読めないんですよね。そうすると、やっぱりそこに時間とお金をかける、コストを割くことへのためらいがあって……。

 こんなことを言うと叩かれそうなんですが、『ちゃんとお金を稼いでいて、将来は働きながら家事育児もしっかりしてくれて、精神的にも安定している』という理想的な女性と出会わない限り、結婚を考えることすらないと思う。怖くて口に出さないだけで、同じ気持ちの同世代男子って意外と多いと思います」(同前)

 AさんやBさんにとって、推し活への支出はメンタルの維持や人間関係の輪が広がるという明確な「リターン」があるようだ。一方で、彼らにとって恋愛は不確定要素が多く、限られた可処分所得をそこに割くことには躊躇いがある。

 推し活支出は、単なる消費行動というよりも、精神的な支えや生活の充実感を得るための必要コストでもあるようだ。

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