「売れるまでに時間がかかるようになった」という人も(写真:イメージマート)
フリマアプリなら、スマートフォンひとつで不用品を売ることができ、いまや誰もが気軽に始められる副業・お小遣い稼ぎの方法として、定番化した印象だ。最近では、AIを活用して「売れる」商品説明文を生成したり、アイテムの相場を事前に調べてから投稿したりと、効率よく売買成立を目指す人たちも増えている。
しかし、そんな手軽さとは裏腹に「思ったより儲からない」と、トレンドの変化を実感するようになった人もいるという。
AIで便利になったけど「前より売れにくくなった」
都内の美容サロンで勤務するスタイリストの女性・Aさん(30代)は、10年弱、メルカリやラクマなどのフリマアプリを使っている。ここ最近は生成AIで紹介文を作成するなど、工夫をしているというが、最近は「売れるまでに時間がかかるようになった」と感じている。
「前は説明文を書くのが面倒で、出品を後回しにしていたんですけど、今はAIにブランド名と商品の状態を入れるだけで、それっぽい文章がすぐ出てくるんですよ。『使用感はありますが、まだまだ着用していただけます』とか、それらしい言い回しになるので助かっています。
ただ、売れるかというと、むしろ前よりも厳しくなっている気がするんです。1万3000円で買ったワンピースを、新品未着用の状態で、8000円で出したのですが、全然売れず……。最終的に4500円まで下げて、さらに値下げ交渉に応じた結果、ようやく売れました。数年前なら、もっとスムーズに、高額で売れたと思うんですよ」(Aさん)
そうした変化の背景を、Aさんは次のように推測している。
「もちろん物価高で、あまり衣服にお金を出せないというお財布事情はあると思うんです。それに加えて、AIを活用することによって出品のハードルが下がったことから、同じような商品が同じような価格帯で並びやすくなったのかな、とも思います。参入する人たちも増えているんでしょうね」(同前)
