「お宝」があれば“儲けもの”か(イメージ)
2025年にいわゆる「団塊の世代」約800万人が75歳以上の後期高齢者となり、団塊ジュニアも50代に到達。“実家をどうするか”は、もはや国民的な課題である。長年足が遠のいていた実家の整理など、想像するだけでもうんざりするが、それを「楽しみ」に変える方法がなくはない。というのも、実家は「お宝」が眠っている可能性があるからだ。経験者たちの話を踏まえて、実家に眠る「お宝」についてレポートする。【前後編の後編】
インバウンド需要で価値が跳ね上がる“ロック少年の趣味”
ロック少年だったIさん(52才/男性)の実家は、文字通り“宝の山”だった。
「まず手を付けたのはアナログレコードです。僕が中学から高校にかけては、ちょうどレコードからCDに移行するタイミングで、レコードは一時期、驚くほど安かったんです。1枚200円とか300円で買えたので、その頃に大量にレコードを買いました。ところが最近、インバウンドの外国人が日本盤の帯付きレコードを探しているらしく、中古レコード屋で価格が跳ね上がっています。少しずつ売っていますが、すでに十分、元は取りました」
特に高く売れたのは、ヴィンテージブームも後押しする「ロックTシャツ」だという。
「古着市場でロックTブームが来ているのは知っていましたが、OASISやレッド・ホット・チリ・ペッパーズ、メタリカなどのTシャツは、なんと数万円で売れました。背中にツアー日程が入っているものは特に価値が高いようです。
あとはギターのエフェクターですね。高校の頃はギター小僧で、実家の部屋にはBOSSやIbanez、ZOOMのエフェクターやマルチエフェクター、ワウペダルがゴロゴロと転がっていましたが、箱ナシでもかなりの値段が付いたものもありました。もったいない気はしましたが、今はマンション住まいでギターを弾く機会はないので、手放してもいいかなと」
