“アクティビストの動き”が株価上昇につながるケースは少なくない(イメージ)
史上初の6万円台に達した日経平均株価の勢いが続いている。不透明な世界情勢や乱高下する為替市場のなかにあっても「7万円に達する」との見方は根強い。そこで注目を集めるのが「アクティビストの動き」だという。投資のプロたちに狙い目のテーマや銘柄を聞いた。
アクティビストの動きが活発になる時期
経営陣にさまざまな要求を突き付ける「アクティビスト(物言う株主)」だが、投資家の視点に立てば、その動きはポジティブにもとらえられる。
アクティビストの動きをいち早く察知するTOB(株式公開買付)先回り投資などで資産11億円を築いたマック・チェリー氏が言う。
「日本企業特有のしがらみなどを外部の第三者の目から改善を迫る手法は、結果として企業価値を向上させている例が多く見られます。なかには企業価値向上はそっちのけで短期的な利益だけを追う連中もいますが、彼らヘッジファンドは出資者から巨額の資金を集めて常に結果を出し続けなければならず、だからこそ提案も洗練されている。企業価値が向上して株価上昇や増配につながるなら、アクティビストの動きに追随するのも有効手段だと思います」
アクティビストとの関係解消に向けて、経営陣が自社株を買い取るMBOが実施されると、プレミアムが上乗せされた価格で買い取ってもらえる場合があり、先回り投資しておけばサヤが取れる。
特に決算発表から株主総会を控えた今の時期は、アクティビストの提案と、それを迎え撃つ経営陣の動きが活発化するため「今が仕込み時だ」とマック氏は続ける。
「アフターピルなどの婦人科領域に強いあすか製薬ホールディングスは、フジテレビ問題でも有名になったダルトン・インベストメンツというアクティビストとの対立が続いています。5月11日の決算発表でダルトンの提案に会社側は反対を表明しており、6月の株主総会に向けてどんな動きが出るか、要注目です」
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