積み上げてきた「影響力」「リアルな言葉」が価値になる
AIが人間の活動をサポートする時代、AIを頼りすぎることも危険と中山氏は語る。
「いまはネットやSNSに情報が溢れかえり、何を選べばいいか逆にわからなくなっています。AIに聞けば何でも答えてくれますが、AIが常に正しいわけではなく、ネットにはフェイクニュースが溢れています。それだけに自分の頭で考えて情報を選択する能力を育んでおかないと思わぬ失敗をして後悔する場面が増えるはずです」
情報が多すぎて何を信じればいいかわからないからこそ、インフルエンサーの「言葉の力」が重要になると中山氏は強調する。
「世の中が複雑になって正しい答えが見つかりにくくなるほど、インフルエンサーが積み上げてきた『人への影響力』や『リアルな言葉』が何にも代えがたい価値になる。AIは正解を出すことはできるけど、人の心を動かすことはできません。これからの世の中は“正しい答え”より“信じられるあの人の言葉”が求められるようになると僕たちは考えています」
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【プロフィール】
中山貴之(なかやま・たかゆき)/1990年、兵庫県生まれ。2008年に上京後、アパレルショップで店員を務めながらブロガーとして活動。2016年、株式会社トリドリを創業。SNSなどで活動するインフルエンサーと、彼らにPRを依頼したい企業とのマッチング事業などを手掛けている。2022年12月、東証グロース市場上場。
(toridori・中山社長インタビュー・シリーズ第1回から読む)
取材・文/池田道大(フリーライター)