受験の結果報告の時期に突然「垢消し」する人も
都内の私立大学に通う女性・Bさん(20歳)は、海外留学を視野に入れた英語の勉強垢を細々と更新しているという。
彼女は英語専用のアカウントのほか、中学生から社会人まで、さまざまな世代の勉強垢をウォッチするのが日常化している。
「とにかく、人が静かに勉強している様子が好きなんです。英語勉強のモチベにもなるし、看護とか医学とか、公認会計士とか、自分が全然知らない分野の問題集とかを解いている様子を見るのが好きですね。ただ、やっぱりSNSは“映え”を気にする文化なので、本当に勉強しているのか、勉強した気になって酔っているのか、その境目が曖昧になりがちだと思います。
参考書にびっしり付箋をつけたり、かわいいシールをつけてノートをデコったり、タブレットに参考書を綺麗に模写したり……。明らかに非効率だけど、“映え”に振り切って支持されている人も多い印象ですね」(Bさん)
Bさんによれば、人気のアカウントは動画に映えるアイテムや環境にも気を遣っているという。
「たとえば、デスク周りを可愛くするとか、おしゃれなデスクライトやスマホスタンドを用意するとか。あとは、屋外のカフェとかでコーヒーを飲みながら勉強している様子を配信するなど、演出重視の人もいますよね。
それから受験シーズンはやっぱり複雑な気持ちになることも……。高校受験や大学受験の結果報告の時期になって、いきなり『垢消し』しちゃう子もいます。合格すると嬉しくて報告するけれど、受験に失敗してしまった場合、勉強垢を続けていくのは精神的にもキツいのでしょうね」(同前)
勉強が根気のいる孤独な作業であることは間違いない。そのモチベーションを維持するために、活用されている「勉強垢」。SNS時代ならではのトレンドだが、今後は幅広い世代にも定着していくのか、注目したい。