*07:42JST NYの視点:【今週の注目イベント】ウォーシュFRB議長の議会証言、米CPI、PPI、小売売上高、ユーロ圏CPI、加中銀
今週は連邦準備制度理事会(FRB)のウォーシュ新議長が初めて金融政策報告書に関する証言のため議会に出席を予定している。連邦準備制度理事会(FRB)は10日に半期に一度の金融政策報告書を議会に提出。その中で、インフレが春に一段と上昇したと指摘し、物価安定を再公約した。一方、労働市場は安定、生産は強いとの見解も明らかになった。
米国ではさらに、重要インフレ指標となる米消費者物価指数(CPI)の最新6月分が発表される予定で、インフレ動向を確認する。総合CPIは前月比-0.1%予想。5月の+0.5%から2020年5月以降ほぼ6年ぶりのマイナスに落ち込む見通し。前年同月比の伸び率は+3.8%に鈍化が予想されている。米イラン停戦でホルムズ海峡閉鎖が緩和しガソリン価格が9.2%下落し、全体指数を押し下げる見通しとなっている。5月に今年のインフレピークを達した可能性を示すと指摘されている。FRBが特にインフレ指標として注視している変動の激しい食品とエネルギーを除いたコアCPIは前月比+0.2%。前年同月比では+2.9%と5月と同水準を維持する見通し。家電製品、サッカー・ワールドカップに伴うホテル料金、交通、航空運賃が押し上げ材料となるが、関税の影響が薄れた可能性や消費者の支出に慎重な姿勢が相殺すると見られている。
さらに、6月の米小売売上高が発表される。ガソリン価格の下落によりガソリンスタンドでの売り上げ減で+0.3%と、5月から鈍化する見通し。しかし、W杯関連の支出増がある程度相殺する可能性も指摘されている。FRBの金融政策報告書にも記されているが安定した労働市場で支出の底堅さが示唆されると、年内の利上げ観測をさらに後押しし、ドル買いが継続すると見る。
カナダ銀行は政策金利を据え置く見通しとなっている。
■今週の主な注目イベント
●米国
13日:財政収支、ボウマン米連邦準備制度理事会(FRB)副議長が講演、ウォラーFRB理事が討論会参加、
14日:CPI、ウォーシュFRB議長が下院金融サービス委員会で金融政策報告に関する証言、FRB理事バー氏、クック氏、ボウマン米連邦準備制度理事会(FRB)副議長が講演、グールズビー米シカゴ連銀総裁はイベントに参加
15日:NY連銀製造業、PPI、ベージュブック、ベッセント米財務長官が金融安定監督委員で会合開催、ウォーシュFRB議長が上院銀行委で証言、クックFRB理事が講演、ムサレム米セントルイス連銀総裁あいさつ
16日:小売売上高、新規失業保険申請件数、企業在庫、中古住宅販売制約指数、ローガン米ダラス連銀総裁が講演、ジェファーソンFRB副議長が講演、シュミッド米カンザスシティ連銀総裁がイベント参加
17日:住宅着工件数・建設許可件数、鉱工業生産・設備稼働率、ミシガン大消費者信頼感指数、輸入物価指数、
●英国
13日:英中銀、チーフエコノミスト、ピル氏が講演
14日:英中銀ベイリー総裁が講演
16日:鉱工業生産、貿易収支
●欧州
15日:ユーロ圏鉱工業生産
17日:ユーロ圏CPI
●日本
14日:鉱工業生産
15日:機械受注
●中国
14日:貿易収支
15日:GDP、小売売上高、鉱工業生産
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