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キオクシア株の勢いにも陰り…「AIバブル」は本当に終わるのか? 米国株専門の億り人が読む「巨大テック企業の莫大な設備投資」の背景 「エヌビディアですらまだ割安水準」

AI関連株のこれからは(写真:イメージマート)

AI関連株のこれからは(写真:イメージマート)

 投資の世界には「山高ければ谷深し」という警句がある。株価が大きく上昇すると、その後の下落幅も大きくなる傾向があるという意味だ。近年はAIブームが到来し、日本市場でも関連銘柄が高騰した。その象徴であるキオクシアホールディングス(以下、キオクシア)の株価は2024年12月の上場時から1年半で約70倍に跳ね上がり、時価総額日本一に。しかし、7月に入りキオクシアの勢いにも陰りが見え始め、一時10万円を超えていた株価は大幅に下落し、その後は7万~8万円台で推移している。

 世界的なAIブームの中心にいるのは米国だ。時価総額世界一の半導体大手・エヌビディアを擁し、巨大テック企業はこぞって設備投資に莫大な資金を投じている。AI関連株はこれから先も伸びていくのか――。米国株を専門とする“億り人”のまーしー氏に見解を聞いた。

AIバブル論のなかで見るエヌビディアの実力

 ここまで飛ぶ鳥を落とす勢いで上昇していたAI関連株だが、6月下旬以降は激しい乱高下を繰り返している。そのきっかけのひとつが、韓国の金融監督当局が半導体メモリの世界的企業であるSKハイニックス、サムスン電子の2社だけに連動するレバレッジ型上場投資信託(ETF)の激しい値動きに対して警鐘を鳴らしたことだ。取引に規制がかかることが警戒され、韓国に引きずられる形で日本や米国でもAI関連株は軒並み急落。その後、一時的にリバウンド上昇したものの、米国のアップルが「MacBook」や「iPad」などの製品値上げに踏み切ったことで、再びAI関連株は下落に転じた。

 国内外の専門家や有力メディアから“AIバブル崩壊”の可能性を指摘する声もあがっている。そんななか、まーしー氏は昨今のAIブームによって投資に対する考え方に変化が生じたという。

「ずっとブームが続いて関連銘柄が高騰している状況だと、“もうこれ以上は上がらないだろう”と考える人も少なくないでしょう。でも昨今のAIブームを見ていると、いまもまだ上限値に近づいている気配は感じられません。私自身、これまで投資で爆益を上げるためにはまだあまり注目されていないテーマに先行して投資することがポイントだと考えていたのですが、最近はすでに旬のテーマであるAI関連株に乗ったほうがリターンを得られるのではないかと思うようになりました」(以下、「」内のコメントはまーしー氏)

 なぜまーしー氏がそのような考えに至ったかというと、「エヌビディアの株価がまだ割安な水準であることが大きい」という。AIに不可欠なGPU(画像処理装置)で圧倒的な強みを持つ同社の時価総額は5兆ドルに達し、世界一の企業として存在感を放っている。

「現在もエヌビディアは売上や利益が拡大しているのですが、同社がガイダンスしている予想利益に対して、現在の株価はまだ割安な水準だと感じています。これは世の投資家たちの間に“エヌビディアは時価総額が高すぎてこれ以上伸びにくいだろう”という思い込みが広がっているからでしょう。しかし最近の決算の内容を見ても、エヌビディアの成長は続いているし、株価はまだまだ上がる余地があると思います」

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