配当株投資の達人はキオクシアをどう見ているのか(写真:イメージマート)
上場から1年半足らずで株価70倍という急騰劇を演じた半導体メモリ大手のキオクシアホールディングス。その後は一転して急落し、一時は高値の3分の1以下の水準まで値を下げた。このキオクシアに象徴されるAI・半導体関連株の乱高下を経て、相場は次にどう動くのか。資産10億円超を築いた投資家に見通しを聞いた。
元消防士で投資歴40年以上、長期分散投資により保有銘柄600超・資産10億円超を築いた個人投資家のかんちさん。6月に一時11万2700円をつけたキオクシアがその後ストップ高・ストップ安を繰り返しながら乱高下している現状を、需給の偏りとして冷静に見ている。
売買ランキング1位が続く異常事態
「キオクシアが株価2000円から1万円の頃に買っていたらずっと持っていたでしょうが、私は今までも流行の銘柄は一切触っていませんので、今回(のキオクシア)も乗れずでした。
今後も乱高下しそうです。ここのところ売買代金ランキングでキオクシアがずっと1位なんですよ。1位と2位の差が10倍ぐらいあって、それが何週間も続いている。通常は1位と2位の差はこんなに開かないので、まだ過熱した状態ですね」(以下、「」内のコメントはかんちさん)
キオクシアは自社株買いや株式分割を発表し、配当も出すとしているが、配当株投資の達人として知られるかんちさんの見方は変わらない。
「私が買うことはないと思います。鉄火場状態のところは手出し無用だと思います。暫くは上にも下にも大きいボラティリティが継続する。これだけ高値でボラが激しすぎすると握り続けるのは難しいと思います」
