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ライフ

《全世代で進む「テレビ離れ」》SNSや動画の普及だけが原因なのか 「モニター自体持ってない」という若者だけでなく「いまの番組はまどろっこしい」と指摘する60代も

アニメや映画なら動画配信ほうが圧倒的に便利

 テレビは持っているが、テレビ番組を見なくなって10年以上というBさん(30代男性)は、「自分の趣味と合わなくなった」ことが一番の原因だという。

「僕はアニメや映画が好きで、子どもの頃はアニメ番組や映画を楽しみにしたり、録画していたりしたこともありますが、社会人になると仕事が忙しかったり、飲み会があったりで、結局見ないままのことが多くて……。かつ、最近だとテレビ放送でしか見られないものに、興味が湧かない。映画はあまりやらなくなったし、バラエティ番組や音楽番組なども興味がない。そうこうしているうちに、アニメや映画なら動画配信サービスのほうが圧倒的に便利なので、テレビでそれを見ることはなくなりました」(Bさん)

「若者以外でも離れてますよ」

 Cさん(40代男性)は、大型テレビを持っているものの、Bさん同様「見なくなった」という。なぜか。

「大画面に憧れがあって、10年ほど前に奮発しました。でも、結局テレビ番組を見るにはテレビの前に行かなきゃいけないのが面倒になりましたね。行動が縛られるのがイヤだし、何よりバラエティ番組でもドラマでも、1回見なくなると見なくなる。バラエティは知らないタレントが出ているのを見るのは億劫だし、ドラマは1話1話見るのが面倒。動画配信なんかで、まとめて見るのに慣れてしまいました。よく、若者のテレビ離れなんていいますが、『若者以外でも離れてますよ』と声を大にして言いたいです」(Cさん)

 60代のDさん(女性)は、「テレビ好き」を自認し、新聞の番組欄を見るのも日課だが、見たいテレビ番組は「録画して見る」という。

「スマホで見るよりも単純に大きな画面のほうがいいのでテレビで見るのですが、見るのはバラエティ番組やトーク番組ぐらい。今は本当に見たいものがないし、番組の作りも薄く伸ばされている感じというか、まどろっこしいものが多いように思います。録画して、CMや興味のなさそうな部分をスキップさせながら見るのがちょうどいい。天気以外、リアルタイムで見ることはありません」

 事実上、70代に支えられているテレビ界。あと10年経過して今の60代が70代になる頃、テレビ番組は生活のなかでどういった立ち位置になっているのだろうか。

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