*14:27JST アール・エスシー---大型案件の完工時期変更の影響等により1Q減収減益なるも、警備事業および建物管理事業では収益性が向上
アール・エス・シー<4664>は13日、2027年3月期第1四半期(26年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.9%減の17.33億円、営業利益が同91.8%減の0.04億円、経常利益が同91.3%減の0.05億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同94.2%減の0.02億円となった。
警備事業の売上高は前年同期比3.0%増の8.27億円、セグメント利益は同3.5%増の0.97億円となった。前年度にあった大阪・関西万博の警備業務のような大型案件の受託はなかったが、前年度の期中に新たに業務開始した「豊洲セイルパークビル」等の受託案件や特別警備業務、臨時警備業務が期初からの売上に寄与した。グループ会社では、RSC中部が2026年9月中旬より開催されるアジア競技大会およびアジアパラ競技大会関連の警備業務により売上を伸ばした。RSCセキュリティと連携し、イベント警備業務を中心に、2号警備業務を含む各種臨時警備業務の受注拡大に取り組んでいる。利益面においては、既存事業所における人員配置の最適化や契約料金の改定を実施し、収益性の向上を図ってきた。加えて、臨時案件の受注に際しては、適正価格での受注を継続して推進してきた。
建物管理事業の売上高は同1.5%減の4.15億円、セグメント利益は同7.6%増の0.35億円となった。清掃部門においては、前年度に開始した大阪の大型複合施設における清掃業務が期初からの売上に寄与したほか、4月より開始したバスセンタービルや学生マンションなどの新規案件も順調に推移した。また、既存事業所における臨時清掃業務の受注が増加し、売上高の拡大に貢献した。設備管理部門においては、既存事業所における内装工事や消防設備工事など、多岐にわたる臨時業務を受注した。一方で、昇降機設備における部品交換業務や防水工事など一部工事案件について、顧客都合等により実施時期が当第1四半期以降へ変更され、当期間の売上計上に影響を受けた。グループ会社では、人材の育成含めクリーンフォースと連携を本格化し、清掃業務における人材活用の効率化やサービス品質の向上に取り組んできた。利益面においては、設備管理部門における一部工事案件の実施時期変更に伴う減益要因が発生したほか、材料費および労務費の上昇が収益を圧迫したが、人員配置の適正化や契約料金の改定を実施し、収益性の向上が図られている。
工事事業の売上高は同33.2%減の2.58億円、セグメント損失は0.03億円(前年同期は0.35億円の利益)となった。サンシャインシティにおける原状回復工事やシャッター改修工事等の計画が、前期と比べ第2四半期以降へシフトしていることもあり、当第1四半期は各種点検業務等による売上が主となった。グループ会社では、友和商工において大型内装工事の完工時期が第2四半期へずれ込んだことに加え、前期に受注した大型工事案件の反動により、当第1四半期においては、前年同期を下回る結果となった。利益面においては、既存事業所における人員配置の最適化や契約料金の改定を実施し、収益性の向上を図ってきた。加えて、改修工事等の受注に際しては、安全・工程管理の徹底と適正価格での受注を継続して推進してきた。
人材サービス事業(受付・派遣)の売上高は同10.2%増の2.31億円、セグメント利益は同22.5%減の0.07億円となった。派遣市場全体の人手不足の継続を背景に派遣単価は上昇傾向にあるものの、人材確保をめぐる環境は依然として厳しく、採用活動に時間とコストを要する状況が続いている。このため、一部の業務においては迅速な人員確保が難しい局面もあったが、同社が比較的強みを有する「受付」や「案内」等の職種の営業活動を進めた結果、当第1四半期においては、新規受注案件である官公庁の大型受付業務が売上を牽引した。人材確保の安定化に向け、契約先と連携し、当該業務に精通した人材を継続的に配置できる仕組みを整備することで、即戦力人材の確保に取り組んでいる。これにより、採用難による影響を一定程度緩和し、安定したサービス提供体制の構築を進めている。
2027年3月期通期の連結業績予想について、売上高が前期比1.9%増の83.92億円、営業利益が同46.2%減の1.17億円、経常利益が同46.9%減の1.24億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同51.4%減の0.68億円とする期初計画を据え置いている。
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