9月以降の過密日程に募る不安
昨年の阪神リーグ優勝の経済効果を、関西大学の宮本勝浩名誉教授は「関西地区で約976億62万円」と試算しているが、V逸となれば“逆効果”が生じることもあるわけだ。
「優勝記念グッズは数十億円の利益になるというが、巨人に逆転Vを許した2008年はグッズに関連した大半の業者は損害を被った。岡田彰布監督がV逸の責任を取る形で退任した」(前出・スポーツ紙デスク)
球団関係者の間では「2位と5ゲーム差」が安全圏とされるが、やはりマジックが点灯しないと安心できない。今年の阪神は雨天順延の関係で9月に24試合が組まれている。シーズン前に予定されていた16試合から大幅に増え、7連戦も含まれる。
「9月は首位争いしている巨人との直接対決は1試合しかなく、苦手にしているDeNA(対戦成績8勝8敗)と広島(同9勝8敗1分)がともに6試合残っている。カモにしている中日(同13勝6敗)は4試合しかない。甲子園でのゲームが16試合あることがプラス材料だが、9月末まで優勝がズレ込めばクライマックスシリーズ(ファーストステージ10月10日~)まで時間がない。売り上げに響くのは必至です」(前出・グッズ納品業者)
現在、阪神は高校野球に甲子園球場を明け渡しての長期ロード中。球場前の公式ショップ「TEAM SHOP ALPS」でも高校野球グッズに売り場の一部を明け渡している。定番の応援タオルも「甲子園応援フェイスタオル」(税込1300円)が主役。
阪神タイガースの選手の「選手応援タオル」(同1100円)で売り切れているのは下村海翔、伊原陵人、工藤泰成、立石正広の4人だけ。1日も早くマジックを点灯させ、リーグ優勝記念グッズにつなげたいところだろう。
「選手応援タオル」で売り切れているのは下村海翔、伊原陵人ら限られた選手だけ
売り場の商品が優勝記念グッズに変わるのはいつになるか

