楽天証券が9月20日から地方取引所の取扱い拡充へ(同社HPより)
証券口座数が国内の証券会社(単体)で最多となる1400万口座超(2026年4月時点)の楽天証券が、9月20日から地方取引所の取扱いを拡充する(初回約定は9月24日)。これにより、同証券を利用する個人投資家はどのように株式投資の選択肢が広がるのか。
楽天証券によれば今回、札幌証券取引所(札証)、福岡証券取引所(福証)の現物取引の取扱いが開始され、もともと現物取引の対応があった名古屋証券取引所(名証)の信用取引も新たに可能となる。
日本の株式市場というと、約3900社が上場する東京証券取引市場(東証)の存在感が大きく、東証と地方取引所に重複上場する企業も少なくない。一方で、地方に単独上場する銘柄も札証16社、名証60社、福証28社が存在する。地方単独上場の銘柄は注目が集まりにくいため、好業績でも割安に放置されているケースが生じやすいとも指摘されてきた。
5期ぶりの黒字化
今回の楽天証券の取扱い拡充を機に、新たに地方単独上場の銘柄に投資の選択肢を広げられる人も出てくることになる。では、どういった単独上場銘柄が存在するのか。投資妙味あふれる主な銘柄を見てみよう。
北から見ていくと、札証の単独上場ながら全国区の知名度があり、同証券取引所の単独上場企業において時価総額でも突出しているのがRIZAPグループ(札証アンビシャス・2928)だ。
コンビニジム「chocoZAP」やパーソナルトレーニングジム「RIZAP」を展開し、M&Aにより美容関連用品やアパレルの販売なども傘下に収める同社は、8月14日に発表した2027年3月期第1四半期決算において四半期ベースの最終利益が5期ぶりの黒字化。トレーディングカードを手がける傘下企業の好調などによって営業利益7.9億円となり、前年同期比で約2倍の水準となっている。
