売上高1兆円超え
名証の単独上場では名古屋市に本社を構える岡谷鋼機(名証プライム・7485)が知られている。鉄鋼、特殊鋼、電機・電子部品などの国内販売・輸出入を手がける1669年創業の老舗商社だ。
2026年2月期は売上高1兆1557億円、純利益305億円で、5期連続で過去最高となった。セグメント別に見ると情報・電機部門で情報インフラ関連、車載部品、環境配慮型材料の増加が利益を押し上げている。6月30日に発表した2027年2月期第1四半期決算でも、自動車関連の堅調な需要などを背景に増収増益を記録した。
業界に逆風でも増収増益
福証には九州エリアを地盤としながらファミレスを全国展開するジョイフル(福証・9942)が単独上場している。大分市に本社を置く同社は1976年の創業から今年で50周年を迎え、創業以来、「地域で一番安価で、一番身近なレストラン」を掲げてきた。
8月10日に発表された2026年6月期決算では売上高が727億円で前期比4.6%増、純利益は31.9億円で前期比38.9%増となった。外食業界は原材料価格や人件費、エネルギー価格の上昇など厳しい経営環境のなかにあるが、同社は既存のイートイン事業のみならずテイクアウトやデリバリー販売、量販店や通販サイトを通じた販売の強化、社員独立フランチャイズ店舗の拡大などの施策を打ってきたとする。2027年6月期の出足となる2026年7月も、既存店の客数・客単価ともにプラスとなっている。
地方取引所に単独上場している銘柄が有望な投資先となり得るか、これを機に吟味してみる手もありそうだ。