半導体関連装置の受注額が2四半期連続で過去最高を記録したローツェ(ホームページより)
半導体工場のなかで、チップの材料となるウエハーを黙々と運び続けるロボットを製造する企業がある。半導体ウエハー搬送のニッチトップであるローツェ(6323)だ。マネーポストWEBが、注目度の高いAI・半導体に関連する日本企業42社の3年後までの利益成長率のコンセンサス予想を一覧化した「3年後の成長予想ランキング」で同社は10位に入った。米国での特許訴訟の陪審評決を受けて特別損失を計上し、2026年2月期は減益になった一方、2027年2月期第1四半期(2026年3~5月)は純利益56%増と急回復を見せている。AI特需のなかで、足元のビジネス構造はどのように変化しているのか。
売上は増えたのに純利益19%減のワケ
ローツェの主力は、半導体チップの材料となる円盤状の基板、ウエハーを工場内の工程間で運ぶ搬送装置だ。2026年2月期は売上高が3.5%増えた一方、営業利益は2.7%減、純利益は19.4%減となった。
純利益を大きく押し下げた要因の一つが特許訴訟だ。同社は、訴訟で将来発生すると見込んだ負担をあらかじめ費用として計上する訴訟損失引当金として74億2900万円を、本業の営業損益とは別の特別損失に計上した。
一方、営業利益には別の押し下げ要因もあった。2024年に半導体製造装置の開発・製造・販売の会社である米Nanoverse社を連結子会社化した。そののれん償却と営業損失の影響をマイナス62億円としている。
※本記事作成の一部に生成AIの技術を活用しています。
