日本マイクロニクスの決算を読み解く
半導体が正しく動くかどうかを、出荷前にひとつひとつ確かめる「針」のような部品がある。プローブカードと呼ばれるこの検査部品を製造するのが日本マイクロニクスだ。マネーポストWEBが注目度の高いAI・半導体に関連する日本企業42社の3年後までの利益成長率のコンセンサス予想を一覧化した「3年後の成長予想ランキング」で同社は5位に入った。HBM(広帯域メモリ)特需を追い風に2026年12月期第2四半期累計で営業利益が前年の2倍超に急増し、配当も95円から178円へほぼ倍増した。今、何が起きているのか。
売上の約98%がプローブカード、HBM需要拡大に追随する収益
日本マイクロニクスは、メモリ向けプローブカードで世界トップシェアの企業。プローブカードは、半導体ウエハー上にあるチップに多数の細い針を接触させ、正常に動作するかを検査するための部品だ。
2025年の売上高は701億7300万円、営業利益は165億4200万円。このうちプローブカード売上は685億2500万円で、全社売上の97.7%を占めた。ほぼ全社売上が一つの製品群から生まれているため、メモリ市場の需要変化が会社全体の業績へ届きやすい。特に足元では、AI半導体などで使われる高速・大容量メモリのHBM需要が拡大していると同社は説明している。
そのHBMの基になるのが、データを一時的に記憶する半導体メモリのDRAMだ。日本マイクロニクスは、そのDRAMなどを製造する際の検査工程で使うプローブカードを供給している。
※本記事作成の一部に生成AIの技術を活用しています。
